本日、令和8年度技術士二次試験の筆記試験の合格発表が行われました。
全国の受験生の皆様、まずは今日というこの日まで、本当にお疲れ様でした。
毎年のことではありますが、合格発表の日は胸が高鳴るものです。
日々の過酷な業務をこなしながら、休日や睡眠時間を削って机に向かい続けた日々。
日本技術士会のホームページでご自身の受験番号を見つけた瞬間の喜びは、これまでの弛まぬ努力が報われた最高の瞬間だったことでしょう。
見事突破された皆様、本当におめでとうございます!
今回のブログでは、合格された方への口頭試験に向けたアドバイス、そして残念ながら不合格となってしまった方への次年度に向けた戦略についてです。
筆記試験の成績評価と成績開示の重要性
筆記試験の成績は、必須科目(問題Ⅰ)と選択科目(問題Ⅱ・Ⅲ)ごとにA・B・Cで評価され、それぞれでA評価(満点の60%以上)を取ることが合格条件となります。
合格された方も、残念な結果だった方も、ぜひ点数付きでの個人成績の開示請求を行ってください。
成績開示の最大の目的は、ご自身の再現論文に対する客観的な答え合わせを行うことです。
なぜこの点数になったのか?を、単なる技術的な内容の良し悪しだけでなく、法律や採点基準、設問の要求事項に忠実であったかという視点で振り返ることが、今後の確実な成長へとつながります。
合格された皆様へ:いざ、口頭試験へ!〜20分間の真剣勝負〜
合格された皆様、ここからが本当の勝負です。
現在の口頭試験の時間は20分間に短縮されていますが、これは裏を返せば20分もあればその受験生が技術士にふさわしいか否かがわかるという厳格な場であることを意味しています。
口頭試験は偶然では決して合格しません。
毎年1割強の方が涙を飲んでおり、不合格になれば来年はまた筆記からの出直しとなります。
今年度の直前チェックとして、受験申込書・業務経歴の再点検(経験の整合、キーワードの明確化)を行いましょう。
さらに、ご自身の筆記答案に対する想定深掘り問答(なぜその手法か、他案との比較、リスクと対応策)を入念に準備してください。
第三者を交えた模擬口頭試験などを活用し、堂々と受け答えができるよう万全の体制で臨みましょう。
残念ながら不合格だった皆様へ:次年度の確実な合格に向けて
今回、思うような結果が出なかった方は、まずはしっかりと心身を休めてください。
そして、落ち着いたら早めに原因分析を始めましょう。
試験を通じて自分の現在の立ち位置やこれから深掘りすべき専門技術の課題が明確になったこと自体が、技術士としての第一歩を踏み出している証拠です。
技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)の一つである継続研さんは、まさにここから始まります。
不合格からの再出発にあたり、強く意識していただきたいのが思い込みからの脱却です。
筆記試験で不合格になる方の多くは、自分勝手な思い込みや願望だけで論文を書いてしまう傾向にあります。
合格するためには、こうした情報の思い込みから抜け出し、採点基準という一次情報に基づいた解答へと移行する必要があります。
筆記試験突破の虎の巻:合格する論文の黄金法則
技術士二次試験の解答は、決して難しいことを書く必要はありません。
最も重要なのは、問題文で要求されていることを的確に見抜き、もれなくダブりなく明確に書くことです。
本番では、出題された選択肢の中から、自分が一番強みを発揮できる問題を的確に見極め、合格基準を満たす論文を書き切ることも戦略として大正解と言えます。
また、今後の論文作成の学習法として、TTP活用を強くおすすめします。
これは、徹底的にパクるというプロセスです。
過去の合格論文をよく理解して暗記し、そのまま丸写しするのではなく問題文の要求に合うように加工して表現するスキルを身につければ、合格論文は驚くほど簡単に書けるようになります。
解答用紙に空白を作らず、読み手起点で結論先出しの構成を徹底しましょう。
まとめ
合格された方は、年末の口頭試験という最終関門に向けて、これまでの努力の集大成をぶつける準備を進めてください。
まぐれはありません。堂々と臨んでください。
惜しくも再挑戦される方は、当時の答案を直視するのはつらいですが、原因分析こそが最短距離です。
早めに学習を習慣化し、来年こそ名刺に技術士の称号を刻みましょう。
すべての受験生の皆様のさらなる飛躍を、応援しております!


コメント